2014年04月12日 「MSN産経フォト」
若い路上生活者に希望を 大阪の団体、個室提供
清掃作業する「大阪希望館」の入所者たち=大阪市
仕事や住む場所を失った若者に、個室を提供しながら就労支援をする取り組みを、社会福祉団体「大阪希望館」(大阪市北区)が実施している。増えつつある路上生活の若者らの自活を後押しする試みとして注目されている。大阪希望館は2009年、大阪市西成区のあいりん地区で日雇い労働者の支援活動に取り組む沖野充彦さんらが設立した。沖野さんによると、あいりん地区で近年、以前はあまり目にすることのなかった20〜30代の路上生活者が増えていると感じたのが設立のきっかけだった。入所者は、希望館が借りている大阪市内のアパートの部屋で生活する。家賃を支払う必要はない。週に3回、河川敷の清掃作業をし、1回4500円程度の手当の一部を生活費として受け取る。残りは希望館が管理し、退所時に就職、生活資金として手渡す。アパートには雑談できるように談話室を設置した。
[MSN産経フォト・掲載先]
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