若者たちが仕事を失い、住居を失い、路上生活を余儀なくされる、そんな大阪であってはならない。その強い思いから、仕事と住まいを失った人たちに「仮住まい」と「食」「訓練・相談」を提供し、再出発の方向と方法を一緒に考えられる時間と場所として「大阪希望館」は、2009年5月に開設しました。
2015年5月からは、「仮住まい=支援ハウス・ホープ」事業とともに、障がい福祉サービスとして「就労支援センター・ホープ・エッグ」を開設しました。大阪希望館開設当初からの理念だった「誰も社会からこぼれ落とさない」、そのために「大阪のまちを大きなセーフティネットにしていく」ための活動を広げるためです。
さらに、2020年2月から、大阪府豊中市穂積(阪急電車「庄内」駅と「服部天神」駅の中間あたり)で、「シェアハウスこうじゅ(関西光澍館)」を開設しました。生活困窮や社会的孤立状態に置かれる人たちの生活再建と社会参加をサポートするための住まいです。
【事業概要】
住まいを失くした人、失くしそうな人の電話相談、メール相談を受けます。支援ハウス「ホープ」やシェアハウス「こうじゅ」への入居相談、ホームレス自立支援センター入所や生活保護、総合支援資金貸付などの申請方法に関する相談や、各地の生活困窮者相談窓口の情報などをお伝えします。
仕事と住まいを失った若者(おもに20〜40代)に、1〜2か月間仮住まいを提供しながら、就労と生活基盤の再建をサポートします。(ただし、大阪府下自治体(大阪市を除く)から一時生活支援事業で依頼された場合以外では、仮住まいは無料ですが、生活費は支給されません)
生活困窮や社会的孤立状態に置かれる人たちの生活再建と社会参加をサポートする住まいです。
大阪希望館は、一民間支援団体にすぎませんので、まず当該相談支援機関にてご対応ください。相談窓口で大阪希望館を紹介または情報提供される場合は、まず必ず当該機関のご担当者様よりご連絡ください。また、相談者とともにご担当者様に大阪希望館までご同行いただく場合もございます。
主に発達障がいや知的障がい、精神障がいを抱える人たち(障がい認定を受けていない人や障がい認定に至らない人もふくめて)に、「居場所・行き場所」にしてもらいながら、働くための心と体と社会性をつちかって、就労に向かうサポートをします。
就労移行支援(定員9名)と就労継続支援B型(定員11名)の多機能型事業所です。
高齢から子供、若者、子育て世代まで、地域の幅広い世代の皆さんに「居場所・交流場所・息抜きの場所」として利用してもらいながら、困りごとの相談や解決の応援をします。定期的にイベントもおこないます。
「ホープ・エッグ」をのぞいて、大阪希望館の運営費・支援費は、市民・団体からの寄付と各種の補助金・助成金によって賄われています。特に、支援ハウス「ホープ」は、入居者から利用料等をいただいていませんので、皆さまからのご寄付が頼りです。なにとぞよろしくお願いいたします。(→詳しくはこちらをご覧ください)